冬の養生法

東洋医学では、
カエルやクマも冬眠するように

冬の季節は、寒さから身を守り
静かに過ごすとよいと言われています。

できるだけ夜更かしや極端な早起きを
しないようにすることで、

厳しい寒さに体をさらすのを避け、
運動するときは、充分に暖かくなった日中に
軽めに行うのが怪我のリスクも軽減できるので
おススメです。

冬は、冷たい外気に体温が奪われないように
毛細血管が収縮します。

その結果、血圧が上昇するので
心臓疾患や脳血管疾患などの
発生が多くなります。

身体を冷やさないように
気をつけなければなりません。

しかし、部屋を暖かくし過ぎると、
発汗作用など体温の発散機能の働きを
促進させてしまい、

かえって身体が冷えてしまうことになり
かねません。

暖房は、18℃~22℃程度の低めの温度に設定し、
服を厚手のものにして、
身体の熱を逃がさないようにする

ウォームビスの実践が
環境にも身体にも良いようです。

冬に旬を迎える春菊や大根、鱈や帆立貝
などが入った鍋を気の合う仲間や、
家族とつついて、

身も心も暖め、気力体力を養い、
風邪やインフルエンザなどに
気をつけましょう!

寒さと緊張の解消法?

寒い季節に手先や足先が冷えるのは、
内臓の働きの低下を防ぐために
身体の中心部の体温を維持するとを優先することで起こる
反応と言われています。

これと似た反応が緊張することによっても起こります。

緊張すると身体は、(目前にライオンがいると勘違いして?)
その場から、すぐに逃げ出せるよう
手先や足先の毛細血管を収縮させ 

身体の中心部の大きな筋肉(太ももなど)に
血液を優先して送り出すために、
文字どおり手先や足先から「血の気が引いた」状態になり、
その部位(手先や足先)の体温も低下してしまいます。

そんな時は、
(逃げるのに重要なので体温の低下が起こらない)
太ももの上に手のひらを置いて冷たくなってしまった
手のひらを温めてやると

緊張感がやわらぎ心臓のドキドキも収まり。
心身ともにリラックスできるのだそうです。

面接や人前で話さなければならない時など
いざという時に試してみてください。

風邪予防に効果的なこと

空気が乾燥するこの季節
風邪やインフルエンザなども
流行してきます。

風邪の原因で、一番多いウイルスは

・ライノウイルス
・アデノウイルス

だそうです。

このウイルスは、接触感染によって、
鼻や目から、うつりやすいという
特徴があります。

「風邪がうつる確率」として、
興味深いデータがあります。

金網で区切られた同じ部屋で
3日間生活した場合
・・・0%

風邪をひいた人と15分間
歌ったり、会話した場合
・・・8%

風邪をひいた人が触ったコップに
触れた場合
・・・50%

この実験から、
風邪予防のためには
「うがい」だけでなく、

「手洗い」を

重点的にやったほうが
より効果的と言えそうです。

また、風邪は目からもうつるので、

無意識のうちに
手で目をこすらないように

気を付けたいものです。

年末、忙しい時期だからこそ、
いつも以上に健康に留意していきましょう!

ひなたぼっこ

よく、「紫外線」というと
「お肌に悪い」というイメージがありますね。

シミの原因とか当たりすぎると
皮膚がんの危険もあると言われています。

しかし、
適度にお日様の光を浴びることは、

体内で骨の形成に役立つ
ビタミンDを作ったり、

神経伝達物質である
“セロトニン”の分泌を盛んにするなどの

良い働きもあります。

冬場、日照時間が短くなると、
気分が落ち込んだりすることがあります。

ガンガン皮膚を焼くまではしなくてもいいので、

いつもより、少し意識して
一日、5分~30分

「ひなたぼっこ」すると、
よい効果を得られると思います。