秋の養生法

空は澄み、清清しい季節、
秋は「乾燥」し「涼しく」
すごし易い季節ですね。

しかし、空気が乾燥すると、
空中の水分に捉えられ地面に落下していた
ウイルスや細菌が大気中に舞い、

加えて
乾燥で、気道粘膜の線毛の動きが鈍っているため、

咳や痰、鼻水など
呼吸器系の症状が出やすくなり始めます。

そのため、秋の養生法として
乾燥から身を守ることが大切と伝えられています。

水分を多く含み渇いた喉の渇きを癒す、
梨やブドウ。

脂の乗った、秋刀魚やサケ。

免疫力を高める、キノコ類。

以上のような秋の恵みを
感謝して、美味しくいただき

夏に消耗した体力を補い、
寒い冬に向けエネルギーを蓄えましょう!
(ただし、エネルギーの蓄え過ぎにはご用心を・・・。)

秋の味覚の落とし穴

食欲の秋、
何かと美味しいものが食卓にのぼる季節です。

原始の時代、食料が乏しく寒い、冬に備え、
脂肪を溜め込む必要性があった
名残から食欲旺盛になるこの時期ですが、

ときどき、無性に何か特定のものを食べたいと
感じることはないでしょうか?

その様な衝動は、
ある特定の栄養素が不足しているからかもしれません。

チョコレートを食べたいと感じている場合、マグネシウムが
脂っこいものを食べたいと感じている場合、カリウムが
コーヒーを飲みたいと感じている場合、鉄分が不足している
のだそうです。

マグネシウム不足のときは、アーモンドやクルミなどのナッツ類を
カリウム不足のときは、芋類やアボガド、納豆などを
鉄分不足のときはレバーや海苔などを意識的に取ると良いようです。

食べるという行為は、その食物の命を頂く行為でもあります、
食べすぎないよう自分にとって必要なものを必要な分だけ、
足るを知り、バランスよく健康的に美味しく頂きたいものですね。