春の養生法

春になると、
厳冬の寒さに耐えていた草花も、
冬眠しエネルギーを蓄積していた動物も、
顔を出し始め、活動的になってきます。

私たち人間も、自立神経の働きのバランスが
緊張をつかさどる交感神経から
副交感神経の働きが優位になってくることで
新陳代謝が盛んになり、身体は冬の緊張から
開放されていきます。

この、
日中や活動時に優位に働く「交感神経」と、
夜間や休息時に優位に働く「副交感神経」は
どちらが、良い、悪いということはなく
どちらの働きも非常に大切なのですが、

春の人事異動や、引越し、寒暖の差など
環境変化から生じるストレスによって、
その働きのバランスが崩れてしまうことがあります。

交感神経が過剰に働いてしまうと
ちょっとしたことにイライラして
夜には、なかなか寝付けなくなったり・・・。

副交感神経が過剰になると
なんとなくボーとして
日中も、いつも眠くハッキリしなかったり・・・。

気候や、生活環境の変わり目である春の体調管理は、
自律神経のバランスを整えることがポイントです。

普段は、電車や車を使っている方も可能な距離であれば、
自転車や徒歩で春の日差しを浴び通勤や移動をすることで
活動モードに入り始めた身体をほどよく使い動かし、

春に旬を迎える、山菜や竹の子、新キャベツなどを
おいしくいただき、

自分ではコントロールできない外部の環境の変化が激しい分
規則正しい生活を心がけ生活リズムを整えるようにしましょう!

花粉症?鼻が詰まったときに試してみてください

春といえば、
花粉症などのため鼻づまりで
悩まされることも多くなる時期ですね。

実は、ヒトは安静時の特に多くの酸素を
要としない時には、

鼻の穴の中にある鼻甲介という部位を
充血させ片方の鼻の穴の空気の通り道を
ふさぎ、1時間から2時間おきに使う鼻の
穴を交代しながら呼吸しているそうです。
 

鼻水も出ないのに、
なんとなく鼻が詰まっていると
感じた経験はないでしょうか?

そのな時には、
目頭と鼻の付け根の間の押すと
イタ気持ちいい場所(睛明というツボです)
を押しながら、

ゆっくりと、深呼吸を数回繰り返した後、
息をゆっくりと吐ききって暫くの間、呼吸を止めます。

すると酸素が欠乏していると、
脳が認識し、鼻の穴の中の空気の通りを良くしようと、

鼻孔介への血液循環量を減少させ
鼻の穴を開くことで鼻の通りが良くなることが有るそうです。

必ず効果がでるものではないと思いますが、
鼻が詰まって困ったときに一度ためしてみてください。